これから紙芝居をやってみたいと思っている方へ、また今回新しくおはなしの部屋として読みきかせのミニ講座も追加しちゃいましたよ!
紙芝居は何時頃出来たの? |
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紙芝居は1930年頃街頭紙芝居として出来ました。 |
舞台を使おう! |
紙芝居を行う時は必ず舞台を使いましょう。 |
舞台は目の高さ! |
舞台は演者の目の高さに合わせてダンボール又は組立コンテナ等で調節しましょう。 |
黒布を使おう! |
ダンボール又は組立コンテナと下の台(テーブル机等)を黒布(無地で有れば黒以外でも可)で覆います。 |
演者は左に立つ |
演者は観客から向かって左側に立ちましょう。 |
幕紙を使う |
舞台には必ず幕紙を使いましょう。出来れば作品の表紙の補色が良い。 |
物の動きは右から左へ(手作り紙芝居を作る時の注意!) |
紙芝居は必ず舞台を使う そうすると 紙芝居を観客から見て左へ抜く事がよく分かります そこで下記のような注意点が理解出来ると思います 例えば、桃太郎の紙芝居では川と桃は右から左へ流れる 人物等の動きも右から左へ 人物や動物等が歩いたり空を飛ぶもの鳥やトンボ、空飛ぶヒーロー「飛ぶ時の黄金バット」も左向きに描こう! ★登場人物は同じ場面に二人にならないように二枚続きで右に描かない ★抜く時に途中で止める場合は何度も練習 「|」や「|◁」を文章部分に付けて置く(◁これから途中で止める部分が出てくるよの印、|ここで止める) ⚫何度も練習して本番では ★絶対に前に回って確認しない ★間違ってもやり直ししない ★演者が不安な気持ちでやっているとそれが観客に伝わって作品に集中出来ないので注意して下さい |
紙芝居は1930年昭和5年に街頭紙芝居と言う物が発祥です。
当時、東京で2千人の街頭紙芝居屋さんがいたそうです。
1950年、街頭紙芝居が全盛期の時には紙芝居屋さんが全国で5万人いたそうです。
紙芝居が街頭から消えてきたのは1957年でテレビが普及し出したからです。
紙芝居は作者の気持ちがこもっている、これが舞台の扉が開くことによって外へ出て行って観客と一緒になる。
生きることの美しさ楽しさが感じ取れるものである
紙芝居の面白さの一例として昔話で作られた時期や地域によって少しずつ内容が違っていたりします。
例えば
さるかに合戦で最後に猿が臼に押し潰されて死んでしまうところがありますが、余りにも残酷であるとのことで猿とかに逹に話し合いをさせて和解して猿は反省して良い性格に成ったという物にしました
しかし、これは悪いことをしても少し謝れば許されてしまう事になると反論された
花咲爺さんも最後に悪いじいさんは牢屋に入れられたり殺さされたりで終わる場合が多いが、人の良い爺さんが悪いじいさんを助けて欲しいとご褒美をお殿様に返して頼んで悪い爺さんは助かり改心して皆で仲良く暮らしたというものもあります。
かさじぞうでは売るものがタキギだったり布だったり、エッツかさじゃなかったのというものもあり、同じかさじぞうの作者の物でも発行会社の依頼で「何か交換できるもを持って行きます」が「売れるものを持って行きます」の一分を変更したものもあります。
この方がより現実的だとの事です。
読みきかせのコツのコツ教えちゃいます!!
大人も楽しい絵本の世界へ
落語や昔話又は方言や俳句を絵本にした物など大人も楽しめる色々な絵本が沢山!
大人から子どもまで
子どもから大人まで
楽しい絵本がいっぱいありますよ!
絵本のソムリエがそっと教えちゃいます!
読みきかせの世界へいざないます。
読みきかせの扉を開いてみましょう。
ひとりでも多くの子供たちに、絵本や物語の面白さを伝えたい。
本を読むことで知った、ワクワクする感動。知恵と勇気。そして生きることの大切さ。親から子へ、大人たちから次の世代の人たちに伝えたい。
読みきかせのボランティアをやってみたいひと、いっしょにやりましょう!聞くだけ!興味が少しあるだけ!でもOKでーっす。
読みきかせで大切なこと
①読みきかせとは
本を読むのではなくて本を介して心を伝えていくもの
耳からきく事の心地よさ そこには愛情が したがって心をこめて読むこと
②対象は
字が読めないから読みきかせではない
子どもだけではない 赤ちゃんからシニアまでだれでも
③楽しい本の世界を伝える
読んであげるのではない ともに楽しむ
④感動を大切に
感動が心を育てる 感動がなければ心は変らない
★子供にとって読みきかせの良さって何でしょう?
①絵本を読んでもらうことによって、絵本やおはなしに出会うことができます。
②自分では選ばないような絵本に出会うことができます。
③読んだことがある本でも新しい発見や感動を味わうことができます。
④大勢で絵本の楽しさを共有することができます。
⑤学校図書館や公共図書館などに足を運び、本に親しむきっかけとなります。
★読みきかせに向く絵本選びのポイント
1-4つのポイント
①絵がお話を語っているもの
②リズムのある美しい言葉で書かれているもの
③起承転結があり、子どもが納得できる結末があるもの
④子どもが共感できる生き生きした主人公
2-もう一歩進んで
①絵と文のバランスの良いもの
②テーマや物語が聞き手の子どもたちに合っているもの
③最初から最後まで、主人公の視点で描かれているもの
④後ろの子どもまで絵が見えるもの
★読みきかせ実践
①事前に良く読んでおく(練習前に本に開ぐせをつけておきましょう「のどの部分を親指の腹などで押さえてくせをつける」)
②時間を測っておく
④難しい言葉をチェックしておく(易しく解説できるように)
⑤会場の雰囲気作り
ゆったりと落ち着いて聞けるように照明なども調整できれば変えてみる。
⑥本の持ち方、めくり方
・よく見えるように
・横書きは右手で持ちます(縦書きは左手)
・のどの部分をしっかり押さえ親指の腹で支えます。
・子どもの目線の高さにあわせ、本が上向きにならないように注意
・ページの端に指をかけて、めくる準備をします。
・絵が手や腕で隠れないように、ページの下に指をすべり込ませて開きます。
⑦作品の内容にあった読み方
姿勢 声の出し方 口のあけ方 ことばをはっきりと
⑧ゆっくりと聞き手の表情を見ながら間をとって
間のとり方がいちばん難しい
★補足
①始まりの挨拶は簡単に季節の事やこれから読む本に関係した落語のまくら的なものを幾つか考えておくと良いでしょう。
②絵本が聞き手の中央に来るように右手で持った場合は椅子や体を少し左にずらして体の向きを右、左手の場合は右にずらして左向きですね。
③絵本は表紙から裏表紙まで、すべてをじっくりと見せます。
④一番後ろの子どもに話しかけるような気持ちで、はっきりと読みましょう。
⑤大げさな身振りや声色を変えたりする必要はありません。お話にそって自然に読みましょう。
⑥終わりは簡素に、感想は求めず読書感を大切に、後は聞き手それぞれの心の中に余韻を残して終わります。
⑦記録をとり、情報を共有しましょう。
⑧高齢者施設や学校で見聞きした事は口外しない。
記録用写真は許可を得て場合によっては加工して置きましょう。